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完成住宅事例 - 犬山の家
犬山の家
敷地には、昭和初期に建てられた、日本家屋が現存し、計画はその家屋の北側に別棟を建てるものであった。
依頼主の要望は、各室に充分な光と風を取り入れること、母屋とのつながりを親密なものとすることであった。
この要望に対する答えとして、母屋との間にオープンな中庭をもつコの字型のプランを採用し、中庭を家族共有の動線とした。
この住宅の骨格は、螺旋状の動線を持つ吹き抜け空間である。各室は、この螺旋の上に少しづつずれながら配置され、「膨らみ」「よどみ」をつくりながら、3次元的に連続した多様なシーンを展開する。