平和が丘の家

敷地は3.8Ｍの高低差があり、道路面に建物基礎と一体で駐車場を配置した。その脇の階段がアプローチとなっている。

外壁は１階を左官材吹付け、２階をガルバリウム鋼板とし、玄関戸、雨戸鏡板等にアクセントとして木を使用している。

ＬＤＫは１ルームとし、軽快な鉄骨階段と引き出し収納でリビングとダイニングをゆるやかに仕切り、吹抜けや小上がりの畳の間を設けることにより面積以上の広がりを持った空間となった。

キッチン背面にモスグリーンの扉を一面に設け、閉じた状態では一見壁に見えるようにした。中央の扉には食器棚・冷蔵庫が収納され両脇の扉の奥は洗面・ＷＣとなっており、扉を開けた時に奥行き感を感じることができる。

キッチンからは家全体が把握でき、料理をしながら子供の気配を感じることもできる。それぞれの用途をシンプルに結ぶことにより機能的でコンパクトな住宅となった。