「地に沿う家」のご紹介
２つの道路に面しながら道路には法面で面し、最大２ｍくらいの高低差がある敷地でした。
そこへ低い道路側に車を駐車したいということと、できる限り外部空間を確保したいというご要望から、法面になっていたところへ建物を建てることを提案させて頂きました。
低い道路には地下を作り車を停めて家へアクセスできるようにしています。

これは低い側の道路に駐車スペースを設けるには土留め擁壁を作らないといけない、家にアクセスするには階段が必要、どちらも屋根が欲しくなる。
また敷地が宅地造成規制を受けていることもあり、しっかりとした土留めが必要。
それなら建物を駐車スペースに載せて、土留め代わりにもしようというのが発想の原点です。

そのため建物は敷地の形状に合わせたＬ字型となり、また地続きの１階と地下のある部分の１階の高さが異なるため１階はスキップフロアとなりながら、屋根の高さを共有しているため天井高が変わり空間を切り替えています。

建物の性能にもこだわり、混構造でスラブが浮いている複雑な形状ながらも高気密高断熱、床下エアコンを採用しています。